2020年の主な出来事

2020/9/11
2020年、当館の管内でおこった政治、経済及び社会面での主要出来事を地元紙及び全国紙から抜き出しました。管外で生じた事項でも特に管内との関連が深いものについては、{ }内に記載してあります。(敬称略)
 

1月

2日:エアバス社は,航空機製造会社にとって最多となる863機を2019年に納入した。前年比7.9%増。A320NEOを中心に今後8年先までの注文が入っている。
 
7日:エアバス社は,2022年にA321の最終組み立て工場を新たにトゥールーズに建設することを明らかにした。500人の雇用を生み出す。
 
7日:PACA州は,米ラスベガスの2020年コンシューマー・エレクトロニックス・ショー(CES 2020)に30企業を参加させた。500m2のブースで,経費は30万ユーロ。フランスにおける最も進んだスマート・リージョンを目指すための参加である。Protectonnect (水道管の漏水カバー),Tchek (数分で車の状態をチェックする装置)及びOcigo (赤外線を利用したスマホによるアルコール検知器)3社が受賞した。
 
14日: エアビーアンドビー社は,トゥールーズに観光税76万ユーロを納める(2018年は27万ユーロ)。これは観光業界企業が納める額の15%を占める。
 
17日:マルセイユ・フォス港が2019年の実績を発表した。フランスの港最大の79百万トンの取り扱いであった。20フィート・コンテナ換算で150万個(前年比4%増),旅客3.1百万人,液化天然ガス6百万トンなど。
 
17日:2019年にマルセイユ・プロヴァンス空港の利用客は10.15百万人で,前年比8.1%増であった。33の定期航路が新設され,2020年春にも17航路が予定されている。2020年9月には,2023年完成に向けた2.5億ユーロをかけた施設建設が開始予定。
 
28日:エアバス社は,同社の汚職事件に関する捜査について,仏の金融犯罪国家検事局(PNF),英の重大不正捜査局及び米当局との間で,原則合意に達した旨発表した。同社は,司法当局への協力,36億ユーロ(前年の同社の利益を僅かに上回る額)の罰金の支払いを行う。
 
28日:コルシカ・リネア社とメリディオナル社は,コルス領土自治体の委託事業である,コルシカとマルセイユを結ぶ本土間公共海運事業の2021年から2027年末までの入札に共同で応札することで合意した。
 
30日:カリフォルニアで開催されたヘリ・エキスポ2020で,NASAが初めてエアバスのヘリコプターH135を3機購入した。また,米の国境警備隊がH125を16機購入した。
 
31日:新型コロナウイルスの流行で中国の武漢からチャーター機で退避してきたフランス人179人が,カリー=ル=ルエの保養施設に到着した。2週間の隔離生活を行う。
 

2月

1日:カンヌ市のリスナール市長は,再選を目指して次期市議会議員選挙に立候補する旨表明した。
 
2日:新型コロナウイルスの流行で中国の武漢からチャーター機で退避してきたフランス人19人を含む78人が,エクス=アン=プロヴァンスの消防高等学校に到着した。2週間の隔離生活を行う。同チャーター機では,フランス人以外の29か国約180人も運ばれており,国によってフランス到着後そのまま自国に移送されている。
 
4日:トゥールーズの国立応用科学研究所は,プラスチックの無限リサイクルの研究を行う。Carbios社との提携によるもの。酵素技術により生物分解とポリマーのリサイクルを行う。Carbios社は小規模実験工場での成果を基に2023-2024年に50トンから1万トンの生産を行う考え。
 
10日:新型コロナウイルスの流行で中国の武漢からチャーター機で退避してきたフランス人35人の内34人が,エクス=アン=プロヴァンスの消防高等学校に到着した。2週間の隔離生活を行う。1名は検査のため病院に運ばれた。
 
12日:仏通信会社フリー社創設者グザビエ・ニール氏はニース=マタン紙を買収した。従業員株主は,記者以外の従業員からの80名の自主退社案を含む完全買収を承認した。
 
13日:エアバス社は,2019年の損失が13.6億ユーロとなった旨発表した。36億ユーロの贈賄に対する罰金と軍用輸送機A400Mへの新たな出費12億ユーロによる。
 
14日:マルセイユとコルシカ島を結ぶ船路の応札期限である14日までに,メリディオナル社とコルシカ・リネア社は共同で応札したが,コルシカ・フェリー社は応札しなかった。
 
15日:米は,エアバス社への助成金への報復措置として,欧州から輸入されるエアバス機に対する関税を15%に引き上げる旨を発表した。
 
19日: エアバス社は,2021年までに子会社のエアバス・ディフェンス・アンド・スペース社の人員3.4万人の内2,362人を削減する旨を発表した。フランス国内ではトゥールーズに集中しており,7,300人の内404人となる見通し。削減配分に係る組合との協議は3月中旬に開始される。
 
19日:モンペリエ市のソレル市長は,再選を目指して次期市議会議員選挙に立候補する旨表明した。
 
19日:エクス=アン=プロヴァンス市のジョワサン=マスィニ市長は,市政に絡む不正利得等の嫌疑に関して破棄院により有罪を確定されたものの、量刑(特に1年間の被選挙権の停止)について動機付けが不十分として高裁に差し戻されたことから、次期市議会選挙への立候補を維持することになろう。
 
28日:エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社は,トゥールーズで60人,パリで99人の人員削減とすることを明らかにした。これ以外にトゥールーズにある子会社の36ポストの削減が行われている。
 
 
治安関連

5日:警察国境警備総局は,ピレネ=オリアンタル県のル・ブル高速料金所で625キロの大麻樹脂を押収した。今年に入って1.2トンが押収されており,これは2019年1年分の押収量に匹敵する。
 
25日:モンペリエ市で20歳の男性が殺害された。麻薬密売に関わっている人物であることが警察に確認されており,報復事件と見て捜査されている。
 
27日:OFAST(麻薬対策事務所)が南米からイタリアを経由した麻薬の密輸容疑で3名を逮捕した。イタリア憲兵隊との協力によるもので,3.3トン,230百万ユーロ相当のコカインが押収された。
 
28日:A7高速道路のエクス=アン=プロヴァンスに向かうマルセイユ市13区の区間で,運転中の男性が別の車両から銃撃され死亡した。被害者は当局から麻薬密輸入で知られていた。
 

3月

6 日:マルセイユのカランク国立公園で4.5トンの密漁を行った密漁者4人に38.5万ユーロの損害賠償が言い渡された。4年以上の期間,夜間に密漁を行っていたこれら4人には,2018年に15か月~18か月の有罪判決が出されている。密猟者から魚介類を購入していた5人には夫々3,000ユーロの損害賠償が言い渡された。
 
8日 :国際女性デーのデモで,ニースで250~1,000人が男女不平等を非難するデモを行った。マルセイユでは性暴力根絶と男女同権を求めて3,500人がデモを行った。INSEEによれば,家事の64%~72%を女性が担っている。
 
15日:市議会選挙第1回投票で市長が確定した管内の都市は次のとおり。
ル・カネ:Michele TABAROT(共和党(LR)) ,60.37%
グラース:Jerome VIAUD(共和党(LR),再選), 52.4%
トゥーロン:Hubert FALCO(共和党(LR),再選),61.4%
サン=ローラン=ドュ=ヴァール:Joseph SEGURA (共和党( LR)推薦,再選), 54.57 %
ブリニョール:Didier BREMOND(共和党(LR),再選)79.1%
サン・ラファエル:Frederic MASQUELIER(右系諸派(DVD)),57.1%
マンドリュー=ラ=ナプール:Sebastien LEROY(共和党(LR),再選),81.54%
ドラギニャン:Richard STRAMBIO(中道諸派(DVC),再選), 53.5%
ギャップ:Roger DIDIER(右系諸派リスト(LDVD),再選),54.2%
フレジュスDavid RACHLINE(国民連合(RN),再選),50.6%
シストロン:Daniel SPAGNOU (右系諸派リスト(LDVD),再選), 57.01%
カンヌ:David LISNARD(共和党(LR),再選),88.08%
 
15日 :市議会議員選挙第1回投票日に,エクス=マルセイユ=プロヴァンス大都市圏,及び,マルセイユ市,マルティーグ市がサイバー攻撃を受けた。ランサムウェアによるもので,特にサロン地域の共同体やイストル=ウエスト=プロヴァンスで大きな被害が生じた。
 
治安関連

6 日:
高速道路の ペルピニャン北料金所で,車両から12.4キロの大麻樹脂と7.76キロの大麻が発見され,3名が逮捕された。また,トゥールーズとトゥルヌフィユでは,夫々4台の車両と3.2万ユーロの現金,436グラムのコカインと9,230ユーロの現金が押収され,合わせて3名が逮捕された。
 
12日 : 夜,マルセイユ市3区の住宅で男性2名が拳銃で撃たれて死亡しているのが発見された。薬物が発見されており,報復事件と見られる。

 

4月

3日:デルガ・オクシタニー州議会議長は,新型コロナウイルス対応と将来の対策のための2.5億ユーロの同州緊急連帯計画を発表した。医療関係者向け(マスク10百万枚,14百万ユーロ)の他,州独自の支援として売上高が40%以上減少した企業への支援や,従業員10人未満の企業への国の1,500ユーロの支援に加えて2,000ユーロを支給する支援(予算50百万ユーロ),より大きな企業を支援するために1,000万ユーロを充てる。企業の支払いの継続の支援としても30百万ユーロを充てる。2週間前に発表された同州無担保ローン(Pret Rebond)は8~15百万ユーロで,各企業の原資の強化と至近の調達のための資金となる。45百万ユーロは企業の移転に充てられる。同州は,食料自給に向けて,農業,ワイン,漁業に4.2百万ユーロを充てて支援したいと考えている。2.5百万ユーロは観光業の支援に充てる。
 
4日:3月17日の外出制限以降,国の停滞が見られる中,PACA州も大きな影響を受けている。州内の駅や空港の利用者輸送は85%減となり,緑地に赴く人も83%減となっている。活動の停滞や失業者の増により,州全体の電力消費量の減少もみられる。パリの空港がターミナルを徐々に減らしていく中,地方の空港は航空便の急激な減少に見舞われ,マルセイユ空港では外出制限の開始と共に第1ターミナルのみで運用されることとなった。3月30日のマルセイユ及びニースの交通量はピーク時で平常時の17%であった。交通量の減少に伴い,燃料の消費も減少し,3月1日にニースで1リットル1.43ユーロだったディーゼル価格は3月31日には1.29ユーロとなった。マルセイユやニースでは,大気の汚染も半分に減少した。
 
8日:エアバス社は,新型コロナウイルスの流行により製造量を2/3に減らすことを発表した。労働組合は,同社や中間業者,下請けの雇用に影響を与えることになるとの見方を示した。
 
12日:社会党19県議会議長(オクシタニー州の7県議会議長を含む)がJDD(日曜日発刊週刊紙)に,新型コロナウイルス流行に関連し,貧困対策としてベーシックインカムの導入を求める署名を掲載した。
 
17日:エアバス社は,ポルトガル軍のF-16を用いた初の全自動空中給油を行った。世界初であり,エアバス社が,民用のみならず軍用においても取り組みを行っている自動化で先んじることとなった。
 
17日:エアバス社は,新型コロナウイルスの流行により,20日より民間航空機部門で部分失業の措置を開始する旨発表した。トゥールーズ,ナント,及び,サン=ナゼールの3,000人以上が対象となる。
 
21日:この1か月の間,新型コロナウイルスの流行による経済の停滞がコルシカでも顕著になっている。15日には,国の支援に加え,従業員10人未満の零細企業に対する2,000~5,000ユーロの支援を行うコルス領土自治体による連帯基金が開始された。
 
28日:トゥールーズ=ブラニャック空港の株主は,20日に行われた会計委員会で,株主の総意として,2020年度については配当なしとすることを決定した。また,24日の監査委員会は,2019年度についても配当なしとの考えを示し,6月の総会で決定される。
 
28日:ブーシュ=デュ=ローヌ県,ヴァール県,及びヴォ―クリュ―ズ県では求職者が6%から8%に増加し,アルプ=マリティーム県では14.4%となった。1か月の間にこれほどの増加を見せたのは1996年以来であり,新規雇用の減少が要因となっている。
 
28日:コルシカでの3月の完全失業状態の求職者が6.5%増加した。
 
治安関連

3日:フォス=スュール=メール港の税関が,アメリカから中米,モロッコ,スペイン及びイタリアを経由した船のコンテナの穀物の袋から291キロ,11百万ユーロ相当のコカインを押収した。OFAST(麻薬対策事務所)が捜査を進める。
 
14日:ペルピニャン市のシテであるベルヴューで18歳の男性が胸部に銃撃を受けて負傷した。警察はシテ内での麻薬の流通をめぐる密売組織間の報復事件と見ている。

 

5月

13日

治安関連

21日
 

6月

3日

7月

2日

治安関連

8日

 

8月

治安関連


 

9月

5日
 

治安関連

2日
 
13日
 
17日
 
17日
 
21日
 
24日

 

10月

1日
 

2日
 

 

治安関連

1日
 

31日
 

11月

9日

治安関連

18日

 

12月

2日

 

9日-14日:

治安関連

29日: 

 
コルシカ関連

 

17日