2009年の主な出来事
2009年、総領事館の管内でおこった政治、経済及び社会面での主要出来事を地元紙及び全国紙から抜き出しました。
1月
7日:マルセイユを中心に20年ぶりの大雪があり、2日間にわたり都市機能が不能となる。
13日:サルコジ大統領、ニームを訪問し新文化政策につき演説。その中でマルセイユの欧州・地中海文明博物館の建設を言明。
15日:マルセイユ港の2008年荷物総取扱量は、9601万トンでほぼ前年同様となる。
16日:エアバス社は2008年実績発表、対前年比で42%減となるも777機を受注し首位を維持(2位のボーイング社は662機受注)。
26日:マルセイユ国際空港の2008年格安便利用者が、100万人を突破(対前年比14%増)
29日:雇用確保と購買力保護を掲げて、公務員民間労働者によるゼネストが行われ、マルセイユでは15万人がストに参加。
2月
2日:大学改革に反対し、マルセイユ、エクサン・プロバンス等で教職員がスト。
17日:マルセイユ港、欧州委員会から客船専用埠頭の建設許可を取得。
20日:エアバス社、A320型機の減産(月産36機を34機に)を発表。
3月
6日:マルクール原子力発電所の中性子炉フェニックスが閉炉される(運転終了は9月)。解体作業は2026年までかかる見通し。
18日:アヌシー市が2018年冬期オリンピックのフランス候補都市に選ばれる。
27日:フィヨン首相、全国巡回の一環でマルセイユを訪問。政府の推進する諸改革や経済対策に対する支持を訴える。
27日:パリ特別重罪裁判所は、エリニャク地方長官暗殺犯イバン・コロナに終身刑を宣告。28日にはアジャクシオで、この判決に不服を唱えるデモが行われる。
4月
1日:大規模な人員整理を巡りグルノーブルのキャタピラー社で会社幹部が、組合委員に拘束される事件発生(24時間後に解放される)。労使問題を巡り同様の事件が各地で発生。
7日:サルコジ大統領、全国巡回の一環でエクサン・プロバンスを訪問。21日にはニースを訪問した。
18日:ペルピニャン郊外でバスク独立運動の軍事責任者が検挙されたほか、他にも8名が検挙される。
5月
5日:サルコジ大統領、ニームを訪問し欧州議会選挙運動を開始。
12日:カダラッシュ原子力研究所で放置されたままの放射性廃棄物が発見される。
14日:地中海のための連合(UPM)文化委員会がミュズリエ・マルセイユ市議会議員を委員長に発足。
18日:フィヨン首相、トリカスタン原子力発電所のアレバ社ウラン新工場の竣工式に出席。
6月
7日:欧州議会選挙、管内ではUMPが躍進(7議席から12議席へ)。社会党は後退(11議席から5議席へ)。
8日:国務院、2008年のエクサン・プロバンス市議会選挙を無効と判定(7月にやり直し選挙実施)。
12日:マルセイユで新型インフルエンザ患者が発生(プロバンス地方では初めての発症例)。
19日:マドリッドの世界水会議理事会で、2012年の世界水フォーラム開催地をマルセイユに決定。
23日:フィヨン内閣改造、管内からオルトフー内相を始め6名が入閣。
29日:アビニョン・ニース間のTGV高速鉄道線がマルセイユ・トゥーロン経由の地中海沿岸線に決定。2024年の完成後はパリ・ニース間が3時間50分で結ばれる。
7月
19日:エクサン・プロバンス市議会のやり直し選挙でUMPが勝利し、24日、マリーズ・ジョアサン市長が再選。
22日:マルセイユ郊外の軍駐屯地で曳光弾発射訓練から森林火災が発生、1,300㌶が延焼。
8月
7日:クスール自然保護区で南欧パイプライン会社の輸送管が破裂、原油が自然保護区2㌶を汚染。
19日:バスク運動活動家3名が、サボア県内で逮捕。また26日まで各所で武器や爆発物が発見押収される。
9月
3日:アビニョン市で新型インフルエンザ患者が死亡(管内最初の死亡例)。新学期にともない学校・学級閉鎖が広がり、職場での感染も。
10日:欧州委員会の大西洋クロマグロ商取引禁止の動きに反対し、地中海マグロ漁師が抗議活動。
21日:農産品価格の下落に抗議する農民が各地で反対運動。10月16日にも大規模な抗議行動がトゥールーズ、アビニョンで起きた。
29日:サルコジ大統領、アビニョンを訪問し青年政策を発表。
10月
8日:ビエンヌでイスラム・マグレブ諸国のアル・カイダ関係者と見られるアルジェリア系フランス人が検挙される。
15日:ユーロコプター社は、経済危機後、小型機の受注が7割減。当面15%の生産費節減に努めるも人員整理は行わない方針。
25日:カダラッシュ原子力研究所で、濃縮ウラニウム10kg放置が判明。
11月
2日:サルコジ大統領、マルセイユを訪問し第二次ガン対策計画を発表。
5日:トリカスタン原子力発電所で、保全作業中に制御棒がつかえる事故発生。
14日:サッカー・ワールドカップ予選のアルジェリア敗退に激怒したアルジェリア・サポーターが、マルセイユ市内で暴動を起こす。
27日:コルシカ島の民族主義者による破壊活動数は45件で対前年89件より半減したが、ギャング間の抗争は深刻化し死者数は21人に増加(前年8人)。
30日:サルコジ大統領、ラ・セーヌ・シュール・メールで景気回復政策を演説。
12月
6日:プロバンス地方議員を中心とする代表団がアルジェリアを訪問、アルジェリア政府の輸入規制措置等につき協議。
10日:フランス地域圏協会大会、マルセイユで開催。オルトフー内相が出席し地方自治体改革につき演説。
17日:ユーロコプター社、中国との共同開発民間ヘリコプターを公開。